跡を絶つ(読み)アトヲタツ

デジタル大辞泉 「跡を絶つ」の意味・読み・例文・類語

あと・つ

ある事がすっかり起こらなくなる。絶えてしまう。「その種の事故は―・った」「訪れる人が―・たない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「跡を絶つ」の意味・読み・例文・類語

あと【跡】 を 絶(た)

① 主として男女が、交渉を絶つ。
※夜の寝覚(1045‐68頃)一「行先をたのむやうにてあとをたつ気色ながら」
特定時期最後としてそのことが起こらなくなる。
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「寓言の書(ふみ)次弟に衰へ竟(つい)には跡(アト)をもたつことなるべし」
③ 姿を隠す。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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