精選版 日本国語大辞典 「路考」の意味・読み・例文・類語 ろこうロカウ【路考】 [ 1 ] 歌舞伎の女形役者、瀬川菊之丞の代々の俳名。特に、明和(一七六四‐七二)頃の二世菊之丞は王子路考とも呼ばれ、容貌美麗の評判が高かった。[初出の実例]「ろこうにもおさおさまけぬ娵を取」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)義五)[ 2 ] 〘 名詞 〙① 「ろこうむすび(路考結)」の略。[初出の実例]「帯は黒襦子の幅広を路考(ロカウ)にむすんでの」(出典:咄本・聞上手(1773)比丘尼)② 「ろこうちゃ(路考茶)」の略。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例