(読み)ケツ

デジタル大辞泉 「蹶」の意味・読み・例文・類語

けつ【蹶】[漢字項目]

[音]ケツ(漢) [訓]つまずく
つまずく。たおれる。「顛蹶てんけつ
はね起きる。「蹶起蹶然

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蹶」の読み・字形・画数・意味


19画

[字音] ケツ・ケイ
[字訓] たおれる・つまずく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は厥(けつ)。厥の初文はで、把手のある曲刀の象。彫刻などに用いる剞(きけつ)(ほりもの刀)の形。これでものを掘鑿するので、きびしく不安定な状態をいう。〔説文〕二下に「僵(たふ)るるなり」とあり、強く蹶(けつまず)いて倒れる意。またその状態から、はね起きることを蹶起、そのさまを蹶然という。〔詩、唐風、蟋蟀〕「良士蹶蹶たり」とは、きびきびした動作を形容する語である。

[訓義]
1. つまずく、つまずきたおれる、かたむく。
2. くつがえる、やぶれる、くじく。
3. おどろく、すみやか、ふみだす。
4. うごく、うごかす、こじうごかす。

[古辞書の訓]
名義抄 タフル・クジク・フム・ウヅク・ホトハシル/蹶 ヲドル・アシヲル・ヨシ・ヤブル・ナヘグ・ツマヅク・オゴリ・アシナヘ・ヌク

[熟語]
蹶痿・蹶角・蹶起・蹶穴・蹶蹶蹶失蹶蹙・蹶然蹶走蹶躓蹶跳・蹶蹶跌蹶倒・蹶動蹶抜
[下接語]
一蹶・狂蹶・僵蹶驚蹶・撃蹶・誤蹶・困蹶・猖蹶・蹶・跛蹶・方蹶

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む