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車井戸 クルマイド

デジタル大辞泉の解説

くるま‐いど〔‐ゐど〕【車井戸】

滑車の溝にかけ渡した両端釣瓶(つるべ)をつけ、綱をたぐって水をくみ上げるようにした井戸

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大辞林 第三版の解説

くるまいど【車井戸】

滑車かつしやに綱をかけ、その両端につけた釣瓶つるべで水を汲み上げる井戸。車井。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

車井戸
くるまいど

掘り井戸から水を汲(く)みあげるのに車(滑車)を使うことによって名づけられた井戸で、釣瓶(つるべ)井戸の一種。車釣瓶ともいい、井戸の上に溝のある滑車を吊(つ)るし、その溝に釣瓶縄をかけ、縄の両端に釣瓶をつけて縄をたぐって水を汲みあげる井戸である。釣瓶縄には水に強い棕櫚(しゅろ)縄が使われ、よりじょうぶにするために三つ撚(よ)り(通常の縄は二つの繊維束を撚り合わせたものだが、これは三つの束を撚り合わせる)にしたりする。滑車によって力の方向が変えられるので、少ない労力で水が汲めるという利点がある。そのため水位が深い井戸にはこの方式が多い。深い井戸から水を汲むために考え出された方式ともいえる。同じ釣瓶井戸でもはね釣瓶は、車井戸より地下水位が浅い所で用いられる。[小川直之]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の車井戸の言及

【釣瓶】より

…古く《日本書紀》神代下に〈豊玉姫の侍者(まかたち),玉瓶(たまのつるべ)を以て水を汲む〉とある。ポンプ井戸が普及する前は,たいていこの釣瓶を用いた〈車井戸(くるまいど)〉や〈はね釣瓶(桔槹(きつこう)ともいう)〉で水をくんでいた。沖縄の宮古八重山地方では,かつて葵蒲(くば)の葉でつくった釣瓶が掘井戸(ツリカワ)で用いられ,ブリキ製になってもその形態だけは受け継いでいた。…

※「車井戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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