共同通信ニュース用語解説 「軍機保護法と秘密保護法」の解説
軍機保護法と秘密保護法
軍機保護法は「軍事上の秘密」の探知、収集、漏えいを禁じた戦前の法律。1937年の改正で秘密の範囲が拡大、特別高等警察(特高)や憲兵による摘発が強化され、国民を抑圧した。最高刑は死刑で、敗戦により45年10月に廃止された。特定秘密保護法は/(1)/防衛/(2)/外交/(3)/スパイ活動防止/(4)/テロ防止―に関する事項のうち「国の安全保障に著しい支障を与える恐れがあるため、特に秘匿が必要であるもの」を特定秘密に指定し、漏えいに最高で懲役10年を科す。「秘密の範囲があいまい」「知る権利を侵害する」との批判がある。
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