ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「転造加工」の意味・わかりやすい解説 転造加工てんぞうかこうrolling 塑性加工の一種で,加工すべき素材を転動させながら,特殊な工具 (転造工具) を押しつけて成形する圧延加工のこと。一般には室温での冷間加工で行われるが,大型のものでは素材を予熱する熱間加工の場合もある。加工製品は,切削加工によるものよりも強度的にすぐれ,材料のむだが少く,量産的であるので,ねじ,歯車,スプライン,セレーションなどの製作に活用されている。加工に用いる機械を転造盤といい,通常対象とする製品の名称をつけて,ねじ転造盤,歯車転造盤などと呼んでいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by