(読み)カク

デジタル大辞泉 「較」の意味・読み・例文・類語

かく【較】[漢字項目]

常用漢字] [音]カク(慣) コウカウ)(漢) [訓]くらべる あきらか
〈カク〉つき合わせて見比べる。「較差比較
〈コウ〉
に同じ。「較差計較
明らか。「較著こうちょ
[名のり]あつ・とお・なお

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「較」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(旧字)
13画

(異体字)
11画

[字音] カク・コウ(カウ)
[字訓] くらべる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(交)(こう)。〔説文〕十四上に字をに作り、爻(こう)声。「車上の曲鉤なり」とあり、車の両旁(い)(もたれ)の上から前方に突出している横木。二重にしたものを重較という。爻がその形。

[訓義]
1. くるまのよこぎ、まっすぐ、もっぱら。
2. 校・覈と通じ、くらべる、はかる、きそう、あきらか。
3. 大較、やや、ほぼ、あらまし。

[古辞書の訓]
名義抄 クラブ・ミル・カムガフ・アキラカナリ・アラハル・ナホシ・ノコル・ヨロコブ・マジフ

[語系]
)・(校)・覈kekは同声。角keokもその旁転の語。みな比較・校量の意がある。角に「校なり、競なり、試なり」の訓がある。「くらぶ」は「座(くら)ぶ」、神聖のものの地位を争う意であった。

[熟語]
較議較芸較言較固・較証較比較覆較炳較覈較勘較計較讐較準・較親較切・較然・較遅較著・較別較弁較明・較約較要較略較猟・較量
[下接語]
倚較・金較・計較・歳較・参較・較・大較・重較・比較

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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