輝葉石(読み)きようせき

最新 地学事典 「輝葉石」の解説

きようせき
輝葉石

lamprophyllite

化学組成Na3(SrNa)Ti3(Si2O72O2OH2鉱物ランプロフィライトとも。セイドツェロ石(seidozerite)上族のうち輝葉石族に属する。2Mと2Oポリタイプがある。5配位のTiとSiO4がつくるシートが特徴的で,雲母のような外観をもつ。単斜晶系の2Mは空間群C2/m,格子定数a1.9215nm, b0.7061, c0.53719, β96.797°,単位格子中2分子含む。直方晶系の2Oは空間群Pnmn,格子定数a1.9128nm, b0.70799, c0.53824,単位格子中2分子含む。葉片状,板柱状結晶,それらの放射状集合体。劈開面上では真珠光沢,他の面ではガラス〜亜金属光沢。劈開{100}完全。硬度2〜3。比重3.45〜3.54。黄褐色,条痕淡黄色。二軸性正,屈折率α1.735〜1.749, β1.747〜1.754, γ1.770〜1.781,2V =21〜43°。輝葉石の化学組成中,(SrNa)が(BaNa)になったものがnabalamprophyllite,(BaK)になったものがbarytolamprophylliteで,それらの固溶関係によって比重や屈折率の幅が大きくなっている。主に霞石閃長岩ペグマタイトに見られるが,日本では新潟県糸魚川市小滝のラベンダー色をしたひすい輝石岩中に松原石などを伴って産出名称は,輝きと葉片状の劈開から,ギリシア語の輝く葉という意味に由来

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 松原

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む