輪袈裟(読み)わげさ

精選版 日本国語大辞典 「輪袈裟」の意味・読み・例文・類語

わ‐げさ【輪袈裟】

〘名〙 僧のつける略式袈裟。幅六センチメートルくらいの綾布輪形に作り、首から胸にかけて前にたらす。天台真言真宗などで用いることが多い。
随筆戴恩記(1644頃)上「毎朝輪袈裟御かけなされ、印を結ばせ給ひ御行法ありしは」

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デジタル大辞泉 「輪袈裟」の意味・読み・例文・類語

わ‐げさ【輪××裟】

幅6センチくらいの綾布を輪に作った略式の袈裟。首にかけて前に垂らす。天台宗真言宗浄土真宗などで用いる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輪袈裟」の意味・わかりやすい解説

輪袈裟
わげさ

頸に掛けて用いる輪状の袈裟。インド法衣の安陀衣が変形したもので,略法衣に着け外出用などとして用いられる。おもに真言,天台,真宗などで用いる。

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