轣轆(読み)レキロク

デジタル大辞泉 「轣轆」の意味・読み・例文・類語

れき‐ろく【××轆】

[名]車のわだち。また、車のとどろき。
[ト・タル][文][形動タリ]馬車などが音をたてて走るさま。轆轆ろくろく
「早や門の外を―として車が行く」〈鏡花婦系図

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精選版 日本国語大辞典 「轣轆」の意味・読み・例文・類語

れき‐ろく【轣轆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) 車のとどろき。また、そのさま。轆轆(ろくろく)轣轣
    1. [初出の実例]「緑樹城頭望不窮、鹿車轣轆路連空」(出典:柳湾漁唱‐一集(1821)送原士簡奉乃堂赴柏崎旧寓)
    2. 「早や門の外を轣轆(レキロク)として車が行く」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉後)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐次韻舒教授寄李公択詩〕

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普及版 字通 「轣轆」の読み・字形・画数・意味

【轣轆】れきろく

糸くり車。くるまのあと。また、車などのめぐる音。宋・陸游春寒復(ま)た作る〕詩 故人已に死して、中に見ゆ 壯志未だれず、心自(みづか)ら知る 絲玉井、聲轣轆たり 是れ(まど)白く、(からす)鳴くの時

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