轆轆(読み)ロクロク

デジタル大辞泉 「轆轆」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ろく【××轆】

[ト・タル][文][形動タリ]
車が走って音を立てるさま。
車馬の声が―として聞える」〈二葉亭浮雲
馬のいななくさま。
いばふる声は―として」〈浄・大磯虎〉

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精選版 日本国語大辞典 「轆轆」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ろく【轆轆】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 馬のいななくさま。
    1. [初出の実例]「嘶(いば)ふる声はろくろくとして」(出典浄瑠璃・大磯虎稚物語(1694頃)馬揃へ)
  3. 車が走って音を立てるさま。
    1. [初出の実例]「鉄車轆々(ロクロク)の響を為す」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録一)
    2. [その他の文献]〔元好問‐後芳華怨〕

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普及版 字通 「轆轆」の読み・字形・画数・意味

【轆轆】ろくろく

車輪の回転する音。唐・杜牧〔阿房宮の賦〕雷霆(らいてい)乍(たちま)ちくは、宮車ぐるなり。轆轆としてく聞え、杳(えう)として其の之(ゆ)くを知らず。

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