農村活性化(読み)のうそんかっせいか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農村活性化」の意味・わかりやすい解説

農村活性化
のうそんかっせいか

1989年7月に報告された新農業構造改善事業に代わる新しい農業構造改善事業 (ポスト新農構) の基本目標。そのための方向として,(1) 高生産性の土地利用型農業の実現,(2) 多様化する消費者ニーズに対応した需要創造型農業の推進,(3) 地域資源の整備・活用による文化的で活力ある農村の建設の3点をあげている。しかし現実には,農産物の自由化と米価抑制背景に,ゴルフ場リゾートなどの安易な開発を地域資源活用と称するものも少なくなく,地域農業振興と結び付いた農村活性化が必要だという批判も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android