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農耕詩 のうこうしGeorgica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

農耕詩
のうこうし
Georgica

ローマの詩人ウェルギリウスの教訓叙事詩。前 36~29年にカンパーニャで執筆。4巻から成り,第1巻は作物栽培と気象,第2巻は果樹,特にオリーブとぶどうの栽培,第3巻は家畜の飼育,第4巻は養蜂を扱い,アリスタイオス神話,オルフェウス神話を語るものとして有名。宮廷文学サークルのパトロンであったマエケナスの指示により,国土への愛と農事への尊敬の念を呼びさますために書いたといわれるが,少年期を田舎に過した作者の自然に対する深い愛情,田園生活の賛美,古人の簡素な生活と趣向への復帰を願う気持がこめられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

のうこうし〔ノウカウシ〕【農耕詩】

《原題、〈ラテンGeorgica》古代ローマの詩人ウェルギリウスによる詩。紀元前29年頃完成。農耕・果樹栽培・牧畜・養蜂を主題とする全4歌からなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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