迎鐘(読み)むかえがね

精選版 日本国語大辞典 「迎鐘」の意味・読み・例文・類語

むかえ‐がね むかへ‥【迎鐘】

〘名〙 精霊会のとき、死者の霊を冥土から迎えるためにつき鳴らす鐘。八月七~一〇日の四日間、京都六道参り六道珍皇寺でつく鐘が特に有名。むかいがね。《季・秋》
※俳諧・杜撰集(1701)上「打ばひびく物としりつつむかへ鐘〈嵐雪〉」

むかい‐がね むかひ‥【迎鐘】

※雑俳・住吉おどり(1696)「気にかけて・すまたつかするむかひがね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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