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近年の動向 きんねんのどうこう

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知恵蔵2015の解説

近年の動向

原油価格の高騰がエアラインの機材選定にも影響を与えようとしている。開発中のボーイング787は、在来機に比べ20%の省エネルギーになることがセールスポイント。計画発表当時はなかなか受注できず、主翼や胴体を軽量な炭素繊維複合材とする設計の先進性にエアラインが採用をためらっているのではと推測されていたが、その後29社から393機(2006年6月末)を受注した。燃料価格の高騰が省エネルギー機への期待を大きくしたと考えられている。エアバス社も超大型機A380と並行して05年10月、787に対抗する省エネルギー設計のA350計画をスタートした。 省エネルギーを別の角度からアプローチしたのがプロペラ機への回帰だ。全日空が採用したボンバルディアQ400は巡航速度YS-11の約1.5倍の667km/hと高速化されており、大阪〜福岡・高知・松山などの短距離区間ではジェット機と比べても所要時間は5分も違わない。同じ発着枠を維持しながら、プロペラ機の登場ということになる。 マイクロジェット(VLJ)ビジネス機エクリプス500は06年秋に、セスナ社のマスタングは06年末までに型式証明を取得する予定。VLJは機体が小さく、会議室や応接室に翼をつけて移動するという従来のビジネスジェット機のイメージから、高級乗用車に翼をつけたイメージになる。小型機とはいえジェット化により、スピードも行動範囲も飛躍的に向上するので、大きな需要が期待されている。

(鳥養鶴雄 元日本航空機開発協会常務理事 技術士(航空機部門) / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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