日本歴史地名大系 「近龍寺」の解説 近龍寺きんりゆうじ 栃木県:栃木市栃木町近龍寺[現在地名]栃木市万町浄土宗。三級山と号し、本尊は阿弥陀如来。由緒(田村彰蔵)によれば、応永二八年(一四二一)大沢円通(えんつう)寺(現芳賀郡益子町)の開山良栄の弟子良懐が宿河原(しくがわら)(現在の栃木城内町)に開創、寺号は称念(しようねん)寺であった。天正一六年(一五八八)、皆川広照の栃木城築城に先立ち、栃木町大通り(近世の例幣使街道)の東側に移転し、現寺号に改めた。永禄六年(一五六三)皆川氏より六反余を寄進される(由緒)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by