しく(読み)シク

精選版 日本国語大辞典 「しく」の意味・読み・例文・類語

し‐く

(助動詞「き」のク語法) …したこと。
万葉(8C後)七・一四一二「吾が背子を何処(いづち)行かめとさき竹のそがひに寝之久(シク)今し悔しも」

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デジタル大辞泉 「しく」の意味・読み・例文・類語

し‐く

過去の助動詞「」のク語法》…たこと。
住吉すみのえ名児なご浜辺はまへに馬立てて玉拾ひりひ―常忘らえず」〈・一一五三〉
[補説]「水たまる依網よさみの池にぬなは繰りへけく知らに」〈応神紀・歌謡〉のように「けく」となることもあり、「しく」の古形ともいわれる。

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普及版 字通 「しく」の読み・字形・画数・意味

【糸】しく

糸ぐつ。

字通「糸」の項目を見る

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