迢逓(読み)ちょうてい

精選版 日本国語大辞典 「迢逓」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ていテウ‥【迢逓・迢

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. はるかに遠いさま。遠くへだたるさま。迢迢
    1. [初出の実例]「楼閣参差当反照、郷園迢余霞」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)八・春日遊長楽寺〈藤原明衡〉)
    2. [その他の文献]〔左思‐呉都賦〕
  3. 高いさま。
    1. [初出の実例]「迢家郷連水樹、参差楼閣透煙蘿」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)九・暮春六波羅密寺言志〈藤原敦光〉)
    2. [その他の文献]〔何劭‐遊仙詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「迢逓」の読み・字形・画数・意味

【迢逓】ちよう(てう)てい

はるかに隔たる。〔水経注易水岸高深、左右百に二り。參差(しんし)として峙し、迢遞として相ひみ、に佳と爲す。

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