迢迢(読み)チョウチョウ

デジタル大辞泉 「迢迢」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちょう〔テウテウ〕【××迢】

[ト・タル][文][形動タリ]
はるかに遠いさま。
他より高いさま。また、すぐれているさま。「迢迢としてそびえ立つ峰」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「迢迢」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちょうテウテウ【迢迢】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. はるかに遠いさま。迢逓
    1. [初出の実例]「塵滓之郷去迢々些」(出典:経国集(827)一三・奉和太上天皇青山歌〈良岑安世〉)
    2. [その他の文献]〔古詩十九首‐其一〇〕
  3. 他よりも抜きんでて高いさま。転じて、すぐれているさま。
    1. [初出の実例]「三江淼々尋間近、五岳迢々大裏生」(出典:経国集(827)一四・奉和清凉殿画壁山水歌〈菅原清公〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐擬古詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「迢迢」の読み・字形・画数・意味

【迢迢】ちようちよう(てうてう)

遠くはるか。〔文選古詩十九首、十〕迢迢たる牽牛星 皎皎(けうけう)たる河天の川)の女(たなばたひめ) 纖纖(せんせん)として素手(ぬ)き 札札(さつさつ)として杼を弄す

字通「迢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android