退朝(読み)タイチョウ

デジタル大辞泉 「退朝」の意味・読み・例文・類語

たい‐ちょう〔‐テウ〕【退朝】

[名](スル)朝廷から退出すること。
「主人リシスは例よりも早く―せしと見えて」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退朝」の意味・読み・例文・類語

たい‐ちょう‥テウ【退朝】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷、または役所から退出すること。退廷。
    1. [初出の実例]「剣佩退朝花影連、落紅粧履夕陽天」(出典:再昌草‐永正三年(1506)三月二五日)
    2. 「主人李氏は例よりも早く退朝せしと見えて已に室内に着坐し居たりしが」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    3. [その他の文献]〔旧唐書‐中宗紀〕

退朝の補助注記

「文明本節用集」には「退朝 タイテウ 倦奉公義」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「退朝」の読み・字形・画数・意味

【退朝】たいちよう(てう)

退出する。〔左伝、昭二十八年〕梗陽の人、獄り。~賂(まひなひ)するに女樂を以てす。~魏戊、閻沒・女に謂ひて曰く、(魏献子)賄(わい)(受賂)せざるを以て、侯に聞ゆ。~吾子必ず諫めよと。皆許し、してに待つ。

字通「退」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android