逃句(読み)にげく

精選版 日本国語大辞典 「逃句」の意味・読み・例文・類語

にげ‐く【逃句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 言いのがれようとして言うことば。逃げ口上。
    1. [初出の実例]「衆道の因(ちなみ)を見んためと逃句(ニゲク)」(出典浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)四)
  3. 連句の付合(つけあい)で、前句に手のこんだ人事、抒情句などが続いたあとや、むずかしい句などに風雨寒暖時分時節などで、軽くあしらいつける句。やり句。
    1. [初出の実例]「ちるもと桜のうへにうつしたる本意、迯句なるべし」(出典:俳諧・句兄弟(1694)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む