逃句(読み)にげく

精選版 日本国語大辞典 「逃句」の意味・読み・例文・類語

にげ‐く【逃句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 言いのがれようとして言うことば。逃げ口上。
    1. [初出の実例]「衆道の因(ちなみ)を見んためと逃句(ニゲク)」(出典浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)四)
  3. 連句の付合(つけあい)で、前句に手のこんだ人事、抒情句などが続いたあとや、むずかしい句などに風雨寒暖時分時節などで、軽くあしらいつける句。やり句。
    1. [初出の実例]「ちるもと桜のうへにうつしたる本意、迯句なるべし」(出典:俳諧・句兄弟(1694)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む