逆巻温泉(読み)さかさまきおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「逆巻温泉」の意味・わかりやすい解説

逆巻温泉
さかさまきおんせん

新潟県中魚沼(なかうおぬま)郡津南町(つなんまち)にある温泉。苗場山麓(なえばさんろく)中津川渓谷に臨む景勝地にある。仙境秋山郷(ごう)の入口にあたり、新緑紅葉ころはハイキング客でにぎわう。中津川の流れが逆さに巻いてものすごいことからこの名がある。吉川英治はここで『新平家物語』の構想を練ったという。泉質はラジウム含有の硫黄(いおう)泉。津南町大割野(おおわりの)からバス40分。下車後徒歩15分。途中に行基(ぎょうき)の開基と伝える見玉(みたま)不動尊もある。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「逆巻温泉」の解説

逆巻温泉

新潟県中魚沼郡津南町、苗場山麓、中津川渓谷に臨む温泉。吉川英治が「新平家物語」の構想を練り、執筆を行った宿がある。

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