透ける(読み)スケル

精選版 日本国語大辞典 「透ける」の意味・読み・例文・類語

す・ける【透】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 ( 「すけて見える」の形で用いることが多い ) 薄かったり、まばらだったりして物をとおして向こうの物が見える。
    1. [初出の実例]「紋の書様〈略〉ちくと斗なをして置けば、油を引、日にすけて至極むさし」(出典:万金産業袋(1732)一)
    2. 「露骨な生地が些(ちょ)い些い透(ス)けて見えるから」(出典青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む