デジタル大辞泉
「透明体」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
とうめい‐たい【透明体】
- 〘 名詞 〙 光をよく通す物体。空気、水、ガラスなど。また、特定の波長の光は通し、他の波長の光は吸収する場合、たとえば赤の光に対しては透明体、他の光に対しては不透明体であるという。〔改正増補物理階梯(1876)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
透明体
とうめいたい
transparent body
狭義には可視光全体に対して吸収のない物体をいう。広い意味では,ある波長領域の光に対して吸収がない場合に,その波長の光に関して透明であるという。たとえば硫酸銅溶液は,青色の光に対して透明であるが赤色の光は吸収してしまう。吸収がない場合は,屈折率は実数で表わされ,吸収のある波長に対する屈折率は複素数で表わされる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の透明体の言及
【透明】より
…光が媒質中を通過するとき,その単色光成分のエネルギーが媒質に取り込まれる現象を光の吸収という。吸収の程度は媒質の種類や光の波長によって異なり,吸収の程度の小さい媒質を透明体,吸収の程度の大きい媒質を不透明体と呼んでいる。光の媒質中の透過が巨視的に見て屈折の法則に従う透過を光の正透過という。…
※「透明体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 