通じる(読み)ツウジル

精選版 日本国語大辞典 「通じる」の意味・読み・例文・類語

つう・じる【通】

  1. ( 動詞「つうずる(通)」の上一段化した語 )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 ザ上一 〙つうずる(通)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「其利屈は万事に通(ツウ)じる」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
    2. 「つい近年鉄道の通じるまでは」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ザ上一 〙つうずる(通)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「此同勢は前後を通(ツウ)じると約十人近くあった」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android