通り相場(読み)トオリソウバ

デジタル大辞泉 「通り相場」の意味・読み・例文・類語

とおり‐そうば〔とほりサウば〕【通り相場】

世間一般に通用する相場。普通の値段。通り。また、一般にそういうものだといわれている評価。「仲介手数料五分というのが通り相場だ」
[類語]相場定評通念

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「通り相場」の意味・読み・例文・類語

とおり‐そうばとほりサウば【通相場】

  1. 〘 名詞 〙 世間一般に通用する相場。普通の値段。また、そのものに世間一般が下している評価や価値。とおりね。
    1. [初出の実例]「十銭宛の割花が通(トホ)り相場(サウバ)祝儀だが」(出典:歌舞伎・恋闇鵜飼燎(1886)五幕)
    2. 「子供は天使である。といふのが、世間の子供に対する考への通り相場だが」(出典:薔薇くひ姫(1976)〈森茉莉〉)

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