通事舎人（読み）つうじしゃじん

精選版 日本国語大辞典

つうじ‐しゃじん【通事舎人】

〘名〙

① 内舎人(うどねり)の唐名。

※文徳実録‐嘉祥三年（850）五月壬午「高麗大使献可大夫史都蒙見_レ之而器_レ之。問_二通事舎人山於野上_一云。彼一少年。為_二何人_一乎」

② 中国、斉・唐・明などで設けられた官名。斉などでは、令旨の宣伝・内外の啓奏をつかさどり、唐では引導・辞見・承旨・労問をつかさどった。

※蔗軒日録‐文明一八年（1486）七月九日「以上共五員在大明之日本之通事舎人也」 〔文献通考‐職官考・太子庶子・通事舎人〕

出典　精選版 日本国語大辞典