通天寺(読み)つうてんじ

日本歴史地名大系 「通天寺」の解説

通天寺
つうてんじ

[現在地名]大和町大字松瀬字井手

川右岸の高台にある。安国山と号し、十一面観音を本尊とする曹洞宗の寺院で、開山は賢渚、開基は深江信渓。

初代の山内さんない代官鍋島茂利は肥前安国あんこく寺の再興を念願していたが果さず、その次男で深江家の養子となった平兵衛杢助(信渓)が父の遺志を継いで廃寺寸前の信渓山通天庵を万治元年(一六五八)再興、通天寺とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android