通政使司(読み)つうせいしし(その他表記)Tong-zheng shi-si; T`ung-chêng shih-ssǔ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「通政使司」の意味・わかりやすい解説

通政使司
つうせいしし
Tong-zheng shi-si; T`ung-chêng shih-ssǔ

中国,代の中央官庁の一つ。洪武 10 (1377) 年に設置された。中央,地方の官僚の上奏文を受理し,これを開封検閲して奏聞し,人民告訴を審理する権をも兼ねた。また大政大獄を評議し,大臣推薦に参与するなど,その権限は非常に大きかったので,明の中期以降政治に多くの弊害を与えた。清は前代の弊にかんがみて権限を縮小し,上奏文の形式を検閲するだけにしたので,のち無用の官庁となり,光緒 28 (1902) 年には廃止された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む