通政使司(読み)つうせいしし(その他表記)Tong-zheng shi-si; T`ung-chêng shih-ssǔ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「通政使司」の意味・わかりやすい解説

通政使司
つうせいしし
Tong-zheng shi-si; T`ung-chêng shih-ssǔ

中国,明・清代の中央官庁の一つ。洪武 10 (1377) 年に設置された。中央,地方の官僚の上奏文を受理し,これを開封検閲して奏聞し,人民の告訴を審理する権をも兼ねた。また大政,大獄を評議し,大臣の推薦に参与するなど,その権限は非常に大きかったので,明の中期以降政治に多くの弊害を与えた。清は前代の弊にかんがみて権限を縮小し,上奏文の形式を検閲するだけにしたので,のち無用の官庁となり,光緒 28 (1902) 年には廃止された。

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