日本大百科全書(ニッポニカ) 「通機図解」の意味・わかりやすい解説 通機図解つうきずかい 伊予(愛媛県)松山円光寺の住職明月が、1759年(宝暦9)に著した雲気の書。わずか40余ページの小冊子であるが、木版の図解入りでさまざまな雲形を示し、これに伴われた天気とその予想を述べている。内容のほとんどは中国書の影響のもとに書かれたものであるが、江戸時代に普及した雲の見方を示すものとして興味深い。[根本順吉] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例