逝水(読み)せいすい

精選版 日本国語大辞典 「逝水」の意味・読み・例文・類語

せい‐すい【逝水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 流れ去る川水。行く水。ひとたび去って二度とかえらないことや人の命にたとえていう。
    1. [初出の実例]「逝水争流不再廻」(出典田氏家集(892頃)下・同高少史傷紀秀才)
    2. 「逝水ながれ速にして其身淡と消んとは」(出典:海道記(1223頃)逆川より鎌倉)
    3. [その他の文献]〔王褒‐周太保尉遅綱墓碑〕
  3. 死ぬこと。
    1. [初出の実例]「雖種々療治、敢不減、遂帰逝水了」(出典:玉葉和歌集‐文治二年(1186)五月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む