速度標語(読み)ソクドヒョウゴ

精選版 日本国語大辞典 「速度標語」の意味・読み・例文・類語

そくど‐ひょうご‥ヘウゴ【速度標語】

  1. 〘 名詞 〙 楽曲の演奏速度を譜面上に文字で指定したもの。アレグロ(速く)、モデラート(中ぐらいの速さで)、ラルゴ(非常にゆっくりと)など。
    1. [初出の実例]「速度を指示するには、速度標語・及び、拍節機度数とによるものなり」(出典:中等教育教科用楽典(1904)〈高井徳造〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の速度標語の言及

【演奏記号】より

…メルツェル創案のメトロノームによって可能となった表示法であるので,メトロノーム記号とも呼ばれ,M.M.♩=72とも書かれる。(b)言葉(速度標語)によるもの(表1)。標語による指示は,数字によるものほどの正確さはないが,逆に,数字では表せない曲想や曲の性格をも示すことができる。…

※「速度標語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む