出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
… 上記の職業人がなぜ公共奉仕者を意味するデミウルゴスの名で呼ばれるようになったかについては,ギリシア人原初共同体を想定し,そこにデミウルゴス本来の社会的機能(公共奉仕)を位置づけ,社会的分化の結果として職人デミウルゴス,役員デミウルゴスが出現したと説く解釈や,インドのように村抱えの隷属職人をもたないギリシア都市国家が,その軍事的需要を調達するために組織した,特定の対国家奉仕義務(ライトゥルギー)を負わされた団体(ローマのファブリのごとき)にその起源を求める解釈がある。なお,プラトン哲学では原素材(ヒュレ)から世界を創る建築者としての神を,さらにグノーシス主義では悪しき被造世界の創造者を意味するにいたり,〈造物主〉との訳語があてられることもある。【渡辺 金一】。…
…ウパニシャッド思想の最高原理ブラフマン(梵,中性)を神格化したもので,ブラフマーはその男性主格形である。ブラフマーは造物主とされ,仏教の興起した頃には,世界の主宰神,創造神と認められるようになった。宇宙は〈ブラフマンの卵(梵卵)〉と呼ばれ,ブラフマーはその宇宙卵を二つに割って,天と地を創ったとされる。…
※「造物主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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