造舟(読み)ぞうしゅう

精選版 日本国語大辞典 「造舟」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐しゅうザウシウ【造舟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「詩経大雅大明」の「造舟為梁、不其光」による ) 舟を並べて橋を造ること。また、その橋。
    1. [初出の実例]「夫懸朱雖微。造舟猶闊」(出典本朝文粋(1060頃)五・在納言建立奨学院状〈高五常〉)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公元年〕
  3. 舟を造ること。
    1. [初出の実例]「今は造舟造砲操練等之儀江戸伺を待つに不及べく被察候」(出典:杉梅太郎宛吉田松陰書簡‐嘉永六年(1853)八月八日)
    2. [その他の文献]〔宋史‐虞允文伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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