連続橋(読み)れんぞくきょう

百科事典マイペディア 「連続橋」の意味・わかりやすい解説

連続橋【れんぞくきょう】

不連続点をもたない(けた)またはトラスを三つ以上の支点で支えた構造の橋。2支点で支える単純支持の橋より死荷重(橋の自重)を少なくできるが,橋脚など支点の不同沈下影響が大きい。ゲルバー橋はこの支点沈下の影響を軽減するため途中ヒンジを挿入した構造の橋。

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世界大百科事典(旧版)内の連続橋の言及

【橋】より

…橋床と主桁の相対位置で分ければ,橋床が主桁の上部に設けられる上路橋,中間に設けられる中路橋,下部に設けられる下路橋,2層の橋床をもつ二階橋があり,橋桁が動くかどうかにより固定橋(これがふつうである),可動橋,可搬橋などの区分がある。主桁の構造様式からはスラブ橋,桁橋,トラス橋,斜張橋,アーチ橋,つり橋など,そして主桁の支持条件により単純支持橋,連続橋,カンチレバー橋に分類される。このように橋はさまざまな観点から分類され,そのおのおのについて形状,力学特性によりさらに細分類されるが,上述した中では主桁の構造様式と支持条件を組み合わせた力学的な分類が橋の形式を特色づけるものとしてもっとも重要であり,以下ではこれについてやや詳しく解説することにする。…

※「連続橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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