遅速(読み)チソク

デジタル大辞泉 「遅速」の意味・読み・例文・類語

ち‐そく【遅速】

遅いことと、速いこと。遅いか速いかの度合い。「遅速を競う」
[類語]緩急

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遅速」の意味・読み・例文・類語

ち‐そく【遅速】

  1. 〘 名詞 〙 おそいこととはやいこと。また、おそいかはやいかの度合。
    1. [初出の実例]「節気推移、遅速或変其序」(出典経国集(827)二〇)
    2. 「知ると知らざるとは大に其の進歩の遅速に関係あるものなり」(出典:小学読本(1884)〈若林虎三郎〉五)
    3. [その他の文献]〔礼記‐王制〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遅速」の読み・字形・画数・意味

【遅速】ちそく

緩急。〔左伝、僖三十三年〕子(し)、(も)し戰はんと欲せば、則ち吾(われ)き舍(やど)らん。子、濟(わた)りて陳(ぢん)(陣)せよ。遲は唯だ命のままなり。然らずんば、我を(ゆる)くせよ。師を老(つか)らせ財を費やすとも、亦た無(なか)らん。

字通「遅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android