


・穉(ち)の声がある。金文の字形は
に作り、
(い)がその声。〔説文〕二下の重文にも、その字形のものが残されている。〔説文〕にまた「徐行するなり」と訓し、〔詩、
風、谷風〕「
を行くこと遲遲たり」の句を引く。金文の〔嗣子壺(ししこ)〕に「
(遅
)として康淑」の句があり、徳が充ちて舒緩なるさまをいう語であろう。
dyeiは声義近く、
(ち)は〔説文〕二下に「久しきなり」と訓する字。
・犂lyeiは定母のdと來(来)母のlと通ずることがあり、〔倉頡
〕や〔説文〕二下に「
(れい)は徐なり」、また〔広雅、釈詁四〕に「遲きなり」とあって同義の語。〔史記、南越伝〕の「犂旦(りたん)」を〔漢書〕に「遲旦」に作り、声が通じる語であった。
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▶・遅漫▶・遅明▶・遅予▶・遅陽▶・遅立▶・遅留▶・遅魯▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...