遊楽庄(読み)ゆうらくのしよう

日本歴史地名大系 「遊楽庄」の解説

遊楽庄
ゆうらくのしよう

現篠山市内にあった中世の庄園。「ゆうらき」ともよぶ。明徳元年(一三九〇)六月五日および同年八月三日の中沢信明譲状(中沢文書)によれば、信明相伝の所領であった「丹波国遊楽庄西村地頭職并安延名」は、上野国多胡たご(現群馬県吉井町か)今泉いまいずみ田在家や丹波国大山おおやま庄内清得きよとく名などとともに、信実に譲られている。この中沢氏は承久の乱の勲功により大山庄の地頭職を得た中沢氏と同族であろうが、同地頭家とは別流と考えられる。なお永正四年(一五〇七)六月一二日の中沢四郎左衛門尉道忍所領譲状写(同文書)では遊楽庄地頭職や安延名などは多胡弥七本長に譲られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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