運上山(読み)ウンジョウヤマ

デジタル大辞泉 「運上山」の意味・読み・例文・類語

うんじょう‐やま〔ウンジヤウ‐〕【運上山】

江戸時代、村または個人所定の税を納めることで薪やしば採取を認められた山林

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精選版 日本国語大辞典 「運上山」の意味・読み・例文・類語

うんじょう‐やまウンジャウ‥【運上山】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、村または個人が一定運上租税)を納めて利用することを公認された林野。採取物は多く薪や柴草で、留木(禁木)や大木を伐採することと、営利目的の採取行為は一般に許されなかった。うんじょうはやし。
    1. [初出の実例]「一運上山并無運上山々共、一村焚用之薪は𨦻伐壱通に而相弁、商売は堅く被停止候」(出典:秋田藩六郡木山方以来覚‐七・宝暦一二年(1762)一二月)

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