運動所要量(読み)うんどうしょようりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「運動所要量」の意味・わかりやすい解説

運動所要量
うんどうしょようりょう

健康を維持するために望ましい運動量。省力化機械化などにより日本人は運動不足に陥り,その一方では飽食時代という言葉に代表されるようにエネルギー摂取量は過剰傾向。そのため高血圧糖尿病高脂血症などにかかる人が増えている。運動と健康の関係は科学的にすべて解明されているわけではないが,適度な運動は病気予防改善に効果のあることが知られている。 1989年厚生省は「健康づくりのための運動所要量」を発表し,健康づくりのためには 50%強度の運動 (ジョギングなら笑顔で走ることができる程度の弱い運動) を,1日 20分以上,年代に応じて1週間に 140分から 180分行なうことを奨励した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む