過刻(読み)カコク

デジタル大辞泉 「過刻」の意味・読み・例文・類語

か‐こく〔クワ‐〕【過刻】

先ほど。先刻
「我は―の戦いに、些か微傷を被れども」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「過刻」の意味・読み・例文・類語

か‐こくクヮ‥【過刻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 予定以上の時間を過ごすこと。ある時刻を過ぎること。
    1. [初出の実例]「先刻出仕いたしたが、御前のお召しにお囲(かこ)ひにて、御密談申せしゆゑ、思はず過刻(クヮコク)致してござる」(出典歌舞伎宇都宮紅葉釣衾宇都宮釣天井)(1874)三幕)
  3. 先刻。さきほど。
    1. [初出の実例]「過刻(クヮコク)、此事承知、取物も取あへず、馳参候」(出典:仮名草子・諸虫太平記(1681‐88頃)下)

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