道河内村(読み)どうかわちむら

日本歴史地名大系 「道河内村」の解説

道河内村
どうかわちむら

[現在地名]西伯町道河内

武信たけのぶ村の南、山田谷やまだだに川の上流にある。地内北東で山田谷川の支流丸谷まるだに川が合流する。天保一四年(一八四三)の田畑地続全図(西伯町誌)によれば耕地は両川に沿って二股状に開け、さらに幾つかの枝谷が分れている。拝領高は七五石余、本免は五ツ五分。藪役銀二九匁三分が課され(藩史)、米子荒尾氏の給所であった(給人所付帳)幕末の六郡郷村生高竈付では生高八八石余、竈数一七。「伯耆志」では家数一七・人数七〇、林二七町三反余、物産として炭をあげる。


道河内村
みちがわちむら

[現在地名]芦北町道川内みちがわち

薩摩街道に沿い、北の佐敷太郎さしきたろう峠の北側山間に位置し、西は白岩しらいわ村に接する。万覚帳(芦北町誌)によれば、元禄七年(一六九四)の土地売買証文に道川内村、元禄国絵図には「佐敷村之内道河内村」とある。佐敷手永に属し、文化一〇年(一八一三)の佐敷手永村々高附帳(熊大図書館蔵)によれば高八六石九斗余。現在の道川内域内にある舟津ふなつは「国誌」によると佐敷村の小村船津村であった。寛永年間(一六二四―四四)のものと思われる肥後領高人畜家数船数調(永青文庫蔵)によれば「一舟津浦 舟数六艘内五そうハ唐あミ舟 壱そうハれう舟水夫数九人」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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