道法(読み)どうほう

精選版 日本国語大辞典 「道法」の意味・読み・例文・類語

どう‐ほう【道法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. [ 一 ] ( ダウハフ ) みちのり。路程道程
    1. [初出の実例]「其間の道法を計りて、一度は幾里ありと考るに」(出典:乾坤弁説(1656)亨)
  3. [ 二 ] ( ダウホフ ) 仏語。悟りに至る正しい教え。仏法
    1. [初出の実例]「菩薩、以仏慧、能不道法、現凡夫事。道法者、四教所明、慧行道法、行行道法也」(出典顕戒論(820)上)
    2. [その他の文献]〔法華経‐方便品〕

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普及版 字通 「道法」の読み・字形・画数・意味

【道法】どうほう(だうはふ)

道理法度。〔韓非子、飾邪〕先王を以て常と爲し、法を以て本と爲す。本治まるは名し。本亂るるは名ゆ。~法はなるも、智能は失多し。

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世界大百科事典(旧版)内の道法の言及

【久世荘】より

…鎌倉末から南北朝初期にかけて4冊の土地台帳があり,名の解体が進行しつつあった在地構造や農民階層,尊氏による半済の実態がわかる。開発の下司を称する檀上氏や,久我家領時代以来の公文道法(どうほう)はこの時期に没落し,50年(正平5∥観応1)以後真板氏が公文となった。南北朝後期から荘外の寺院関係者,高利貸などによる加地子名主職集積が進む。…

※「道法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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