道頓堀釜屋町(読み)どうとんぼりかまやちよう

日本歴史地名大系 「道頓堀釜屋町」の解説

道頓堀釜屋町
どうとんぼりかまやちよう

[現在地名]西区南堀江みなみほりえ一丁目

単に釜屋町ともいう。新難波東之しんなんばひがしの町の西に続き、南は道頓堀川に面する。元和元年(一六一五)の道頓堀川開削によって成立したと思われる。明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図では新難波町に東西を挟まれた形で惣右衛門そうえもん町と記されるが、延宝七年(一六七九)町名が改められ(南区の→道頓堀宗右衛門町、元禄年間(一六八八―一七〇四)の大坂三郷町絵図に「釜屋町」とみえる。大坂三郷南組に属し、元禄一三年の三郷水帳寄帳では道頓堀釜屋町として屋敷数八・役数一三役と二分五厘役で、うち年寄分一役が無役。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報