日本歴史地名大系 「遠別川」の解説 遠別川えんべつがわ 北海道:留萌支庁遠別町遠別川遠別町域を流れる二級河川で、流路延長六二・五キロ(うち指定区間四二キロ)、流域面積三六二・一平方キロ。天塩山地の雨竜(うりゆう)郡幌加内(ほろかない)町との境界付近に源を発し、滝ノ沢川・熊ノ沢川・ヌプリパオマナイ川・ヌプリケシオマップ川・ルベシュベ川などの支流を合せながら遠別原野を北北西に流れ、遠別市街の近くで日本海に注ぐ。中流・下流域には河岸段丘がみられ、町の中心的農業地域を形成している。近世には「ういべち」(元禄郷帳)、「ウイベツ」(松前志)、「ウエンベツ」「ウヱンベツ」(「村垣淡路守公務日記」「観国録」など)、「ウエベツ」「ウヱベツ」(遠山・村垣「西蝦夷日記」)などさまざまにみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by