日本歴史地名大系 「遠石村」の解説 遠石村といしむら 山口県:徳山市遠石村[現在地名]徳山市遠石一―三丁目・宮前(みやまえ)町付近と、五月(さつき)町・横浜(よこはま)町・青山(あおやま)町・新宮(しんぐう)町などの各一部徳山湾に流れこむ梅花(ばいか)川の河口付近、山陽道沿いの村で、西は徳山、東は久米(くめ)の両村に挟まれた地域と思われるが詳しい村域は確定できない。徳山藩領。平安時代以来、遠石庄とよばれた石清水(いわしみず)八幡宮(現京都府八幡市)の荘園で、その別宮である遠石八幡宮が中心に鎮座している。慶長五年(一六〇〇)の検地帳では東隣の野上(のがみ)庄(同一五年では野上郷)の中に含まれて記されるが、元和三年(一六一七)に毛利輝元が次男就隆に分知した領知目録(毛利家文書)では遠石村一二九石六斗六合とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by