最新 地学事典 「遡上流」の解説
そじょうりゅう
遡上流
runup flow ,inflow
川水や沿岸低地を標高の高い方へと遡る流れのこと。大陸の勾配の緩い大河川の河口部では,潮汐作用による数m規模の干満の差により,大規模な遡上流が発生する。銭塘江の海嘯(かいしよう),アマゾン川のポロロッカなどが有名。潮汐以外では,津波に起因するものがあり,津波の規模にもよるが,沿岸低地で数km,河川では数10kmにわたって遡上流が発生することがある。津波の遡上流は戻り流れとなって沿岸低地から海域へ流出する。
執筆者:髙清水 康博
参照項目:戻り流れ
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

