適正摂取量

栄養・生化学辞典 「適正摂取量」の解説

適正摂取量

 第六次改定日本人の栄養所要量では,「ある特定集団について,そのほぼすべての人達が一定栄養状態を維持するために必要な量」とされ,「集団の観察結果,あるいは実験結果から得られる摂取量の平均値」とされている.適正摂取量が求められるのは,「推定平均必要量を算出する科学的な資料が不十分であったり不適切な場合」とされている.ナトリウムリンなどのように,必要量よりはるかに多い量を摂取している栄養素について,摂取過剰を防ぐ目的で設定される値.食塩やリンについて過去に設定されたことがある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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