選択方位(読み)せんたくほうい(その他表記)preferred orientation

岩石学辞典 「選択方位」の解説

選択方位

天然のみならず圧延蒸着など種々の方法で形成された板状棒状線状などの多結晶体の中で,結晶方位が無秩序でなく,板面や線の方向など特定の方向に,多くの結晶が一定結晶軸結晶面などを揃えている集合組織.変成岩中の鉱物で鉱物が一方向に配列している状態などに用いる.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android