選民(読み)センミン

デジタル大辞泉 「選民」の意味・読み・例文・類語

せん‐みん【選民】

神に選ばれた、すぐれた民族。特に、ユダヤ民族が旧約聖書によって自らをさしていう語。「選民思想」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「選民」の意味・読み・例文・類語

せん‐みん【選民】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神に選ばれたすぐれた人民
    1. [初出の実例]「彼の人民は造物主の選民なり」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉一〇)
  3. 神から選ばれて、他民族を神に導く使命を持つ民族。ユダヤ民族が自らを指していう。〔哲学字彙(1881)〕

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世界大百科事典(旧版)内の選民の言及

【ユダヤ教】より

…遊牧民アブラハムは,彼の子孫にカナンの地を与えるという神の約束を受けた(〈アブラハム契約〉)。この契約に基づき,カナンは〈選民〉ユダヤ民族の〈約束の地〉になった。族長アブラハムの孫ヤコブは,別名をイスラエルと称し,のちに12部族の名祖となった12人の子らの父であったが,飢饉を逃れてエジプトへ移住した。…

※「選民」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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